先週、何年かぶりに東京に建築巡りをしてきました。
1泊2日で、歩いた距離 約30キロ!
なかなか身体に応えましたが、やっぱり実際に体感しないと
見えてこないものが沢山あり勉強になりました。
まずは、東京カテドラル聖マリア大聖堂。
設計は、丹下健三先生。
以前にも行った事があり、もう一度感動をと思い2回目。
2回目ですが、
やはり言葉を失う程の圧巻でした。
次に訪れたのは、自由学園明日館。
設計は、帝国ホテルも設計したフランク・ロイド・ライト。
以前より、行きたいと気になっていた建物。
訪れてみると、意外と小さい建物。
この自由学園明日館は、綺麗なイメージしかなかったのですが、
一時、瀕死の状態で解体寸前だったとの事。
日本の気候に合っていなかったので劣化が激しかったようで。
今の建物は、日本の気候にあった建物に生まれ変わっています。
中央のホール高い吹き抜けと、かなり天井が低い暖炉スペース。
これが実にメリハリがあり、より高い天井の開放感を際立たせていました。
この名作の中で、コーヒーを味わえるなんてなんて贅沢な時間を過ごせるんでしょう!
この明日館の間迎えに、ライトの弟子の遠藤新先生の自由学園明日館の講堂。
行った日だけなのか、同じチケットでも見れますとの事。
(誰も係の人がいませんでしたが…)
迎えに遠藤先生の作品があると知らなかったので、嬉しかったです。
やっぱり、ライトの弟子ですね。
次に、またまた巨匠 丹下健三先生の代々木国際競技場へ。
この建物も以前から訪れたいと思っており、
ホームページを見てみると、見学も事前に連絡をすればできるとの事。
基本的には団体さんの見学が多いかもしれませんが、私一人でも見学はOK。
(見学の時間は30分。しかも競技場を使用している時は見学出来ません)
係の方がちょっと後ろを付いてくるので、ちょっと気になるかも(笑)
内部は撮影は出来ますが、SNSには載せるのはNGとの事でした。
次は、安藤忠雄氏の渋谷駅 東横線。
写真の地下鉄に入る箇所だけかと思っており、こんだけかーとガッカリしていたが、
今、調べたらもっとある様でした。
事前にちゃんと調べるべきでだった。。。
以前にも行った時にも同じ事を思っていたような。やばいなー。
次は、隈研吾氏の瑞聖寺庫裡。
中央に池。建物をコの字の配置。中央の建物はガラス張り。両サイドは木格子貼り。
そんなシンプルな建物が実に美しい。
訪れてよかったなーと思えた建物でした。
またまた、隈研吾氏の設計のスターバックス リザーブ ロースタリー。
なんかミーハーな感じがして、見に行くのどーしよーかなーと思っていた
私が大きな間違いでした!
商業施設としてのしっかりと楽しませてくれ、でも品があって豪快さがある。
感動を与えてくれる建築でした。
ドリンクの価格は、昼に食べたランチより高いのでちょっとビックリ。(笑)
次は、クライン・ダイサムアーキテクツの代官山 T-SITE。
スターバックス リザーブ ロースタリーから歩いて行ったのですが、
坂道が多く結構キツい。
店内には、書店を中心にホテルの様に落ち着いたラウンジがあり、
インテリア的に良い空間でした。
一旦、ホテルに戻り食事をすませ、新宿にある安与ビルに。
1968年竣工の建物で、設計は明石信道氏。内装は谷口吉郎氏(柿傳内装)。
角地の敷地をうまく活かして八角形をずらして縦に積み上げた斬新なデザインに、
基本壁をガラス張りに格子。
55年前の建物ですが、全然 色褪せていませんでした。
1日目は、この建物が 9件目が最後。
約20キロも歩き、もークタクタ…。
東京建物めぐり2日目。
最初の建物は、安藤忠雄氏の設計、国際子ども図書館。
1906(明治39)年に建てられた帝国図書館の建物をリノベーションと増築をし、
古い建物と現代建築を融合させた建築。
思っていたより増築の面積が広く、安藤さんの建築を堪能出来ました。
既存の階段は、実に美しく今まで見てきた階段で上位な気がします。
次は、商業施設の麻布台ヒルズ。
設計は、国内外の著名は方々。
建築の固さを、美しい曲線でふんだんに表現をし、
包み込まれるような生命感のある空間が印象的でした。
森JPタワーの中央の吹き抜けは、今までに体感した事がない様な空間で、
なんだか夢の中の世界で幻想的。
次は、銀座シックス。
外観は、谷口吉生氏。
内装は、ダエナエル・ニコラ氏。
豊田市美術館でいつも圧倒されている、
あの谷口吉生氏が商業施設の建築を設計するとはちょっと驚き。
でも、やっぱり素晴らしい建築でした。
内装もダエナエル・ニコラ氏、流石です。
最後に、銀座シックスの前にあった ユニクロ銀座店。
店内入って正面のTシャツの振り子のディスプレイ、おもしろい!
以上13作品の見学。
2日目は、1日目の疲れが出てしまい早くに帰宅。
帰ってくると、あーあれもみとけば良かったと後悔ばかり(笑)
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